①　ノルマ（自分で決めた学習量）が終わるまでやめてはけません。逆に早く終われば休憩しても構いません。

②　何時間机の前に座るという計画でなく、問題のどこまでやるというような具体的計画を立てましょう。脳は同じような問題をやっていると、集中力が持続しません。人間の集中力は1時間半が限界です。これを踏まえて具体的計画（何時から何時まででなく、何ページから何ページまで等）を立案しましょう。

③　早朝にこそ思考力が必要な教科（数学）が適しています。

④　いい脳にするために、脳の一部だけでなく全体が活発に働いているほうが望ましいので、受験勉強だけじゃなく、スポーツで体を動かしたり、音楽や絵画などに興味を持つなど、様々な刺激を脳に与えましょう。ゲームは特定の一部の脳の刺激で、全体の活性化に役に立たないといわれています。

⑤　単語の暗記や数学の公式、地図の国名や都市名等の暗記は夜にしましょう。夜の睡眠中に短期記憶から長期記憶に変わるため、また、15分ごとに種類の違う暗記をやると効率が良くなります。

⑥　アバウトに大量に覚えて、何回も繰り返す方が記憶効率が高くなります。心理学の記憶曲線では1週間後の記憶量はわずか10％と言われています。

⑦　単語の記憶方法は熟語や短文で覚えるようにしましょう。

⑧　リスニング力をつけるために、教科書を見ながら、聞いた音声の後について読み上げましょう。目と耳と口を一緒に使うことになるので、脳も活性化します。

⑨　総合科目の年号や歴史の動きなど頭に入りにくい学問は「語呂合わせ」で覚えるのが一番です。

⑩　記憶したいときは、手を動かして書きながら、声を出して読むと自分の耳にも聞こえ、体・口・耳が三位一体で働き、脳がより一層活発になります。

⑪　他人に「勉強しなさい」と促されなくても、努力する人間が一番成長します。自分の意思で自分の計画をや目標を決め、自分の未来を決めましょう。

⑫　大事なことは「学習」や「勉強」を「習慣化」することです。これが最も大事なことであり、これらが身についた人は大きく飛躍します。

⑬　学校の授業も大切ですが、家庭学習時間の多い人が難関大学に合格しているという事実があります。要するに頭の良し悪しではなく、努力の積み重ねが受験の合否の決定的な要素です。

⑭　世の中に無理ということはほとんどありません。自分から勝負を降りた人を誰も助けることはできません。結果を出すための手段を完璧にしたかどうかが大切です。

⑮　食事と睡眠をしっかり取って、脳を疲れさせないようにし、その上で脳が効率よく吸収できるスケジュールを組みましょう。